復元された箱根関所へ
関所の歴史は結構古く、646年に伊勢、美濃、越前に関所を置いた事から始まります。
関所は「閉ざす」「防ぐ」という意味を持ち、防御の拠点となっていました。
今回訪れた箱根関所は1619年、江戸時代初期にこの場所に置かれました。
江戸幕府は全国に50か所以上もの関所を設けたけど、ここ箱根が一番規模が大きい関所だったそうです。
1869年に明治政府が関所を全廃にし250年続いた箱根関所はぶっ壊されてしまいました。
当時の関所はどんな感じだったのか誰も知らなかった、、、
が!1865年「相州御関所御修復出来形帳」という本が発見され箱根関所の構造がわかり復元される事になったんだとさ。
この本の内容は関所の中にどの位の役人や足軽がいたか、武器や武具はどんなのがあったのかが書かれていたそうだ。
当時の様子を再現する為、回りの石垣等の工事、周辺の電柱を地中に埋めてそして2007年に完全復元されたのが今の箱根関所。
恩賜箱根公園駐車場に車を停めて「関所入口」という方面へ歩いていく。
道の左右、簡単には登れない
暫く歩くと見えてきました「箱根関所」
チョット感動。
立派な門に綺麗に整備された石垣。
もっと入口付近の写真を撮りたかったが門番(発券所)の視線が気になり券を買って中へ。
入場券を買って、本来ならこの足軽番所検札所で見せるのだと思うのだけど、中に誰もいなかった。
この検札の建物が足軽らがくつろいだり夜寝ていたりしたところ。
武器や囲炉裏がありました。
この建物の裏には「足軽番所雪隠」という名のトイレがった。
ちなみにこのトイレ、関所の役人だけが使えて、ここを通る旅人は使用禁止だったらしい。
当時の様子を忠実に再現。
建物の裏にまわったら遠見番所の看板が。
急勾配で勾配キチー感じですが上まではあっという間です。
江戸時代、この遠見番所から芦ノ湖や街道をずっと見張っていたそう。
当時は芦ノ湖を船で渡るのも禁止だったらしい。
建物内部には入れませんが二階建てになっています。
景色が最高!
関所の様子、芦ノ湖が見渡せます。
今回は雲がかかってしまいましたが普段は右側に富士山を見る事ができるそう。
絶好の映えスポットです!
この関所を過ぎると、「箱根関所通り」に入ります。
レトロなお店が続きます。
行って欲しいのは遠見番所。
上からみると、なぜここに関所を作ったのかわかるきがします。
箱根関所
公式サイト: hakonesekisyo.jp
時間: 基本 9:00~17:00
入館料: 大人500円
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1番地
電話: 0460-83-6635