昔から噂のあった逗子のホモビーチに行ってきました
ここホモビーチの正式名称は葛ケ浜海岸というらしい。海岸、ビーチとは呼ばれていても砂浜はほとんどない。むしろいくつもの層からなる断層である。ホモビーチというよりはホモ断層と言ったほうがいいかもしれない。その方が全国各地のホモビーチと区別がついて分かりやすいかもしれない。
なぜここの逗子のホモビーチへ行ったかというと、本当の目的は大潮で潮がメチャクチャ引くから普段は行くことの出来ない大崎の先まで歩いていって干上がった海中生物でも眺めてこようという事で。
普段はこのホモビーチがある大崎もグーグルアースを見てわかるようにこんなに海水で覆われている。
画像で見てもわかるとおりビーチはありません。スリリングな断層です。これがホモビーチが人を魅了するのかもしれません。
潮が引いた状態でのアクセスはみんな逗子方面の国道134号下のトンネルからくるらしい。私のように小坪からのアクセスの人は相当潮が引かないと現場のホモビーチまではたどり着けない。基本みんなこの衛星画像でいう右側の方から歩いてやってくる。
サブマリンドッグという黄色い2階建てのロンドンバスで営業していたホットドッグ屋がなくなりSURFERSというオシャレなカフェになったので逗子からのアクセスも視線があって下の葛ケ浜に降りるだけでも視線をビシビシ感じるだろう。
ちなみにこのサブマリンドッグは超有名でZARDのCDジャケットになったりやモー娘主演のTVドラマのロケ地にもなったりして地元では知らない人はいないくらい有名なホットドッグ屋だった。ホモビーチへくるゲイの方の社交場にもなっていたようだ。
こんな感じで潮はかなり引いている。
この大崎のリーフは自然のものと思いきや今から50~60年前に安山岩の投石で人工的に作られたようだ。今となってみればサーフィンのメッカとなっている。
ウニだらけなので気を付けて歩かないと棘がサンダル貫通します。マリンシューズを履いてきて正解だったけどデカいウニの棘は容赦なくマリンシューズに刺さる。
これがホモビーチだ。リーフに混じって砂は微かにある。
崖に拓けたひな壇みたいのがある。どうやらポイントの様だ。
4名の方が極端に面積の少ない水着を履いてレジャーシートを敷いて日焼けをしている。
同じ趣向の人達が集まる場所。そんな神聖なスポット「ホモビーチ」
早く多様な人たちと共存できる社会になって欲しいですね。
もう一つ凄いポイントは八大龍王大神。逗子マリーナの隣の漁港に御本尊は移動され今は空っぽらしいが何といっても場所が凄い。大崎の先端に八大龍王大神があるのだ。
満潮だと絶対に八大龍王大神へはいけない。干潮でも潮見表を見て行かないと潮が上げちゃって帰れなくなる。
八大龍王大神への階段が途中で壊れていて上に上がることはできなかった。
おそらく台風の被害で八大龍王大神の鳥居も階段も破壊されてしまったんだろう。
相模湾を一望できる大崎の先っちょ、本当に凄い場所にある。
満潮時は参拝不可能という大崎の八大龍王大神。
この八大龍王大神の左側が小坪となる。
それにしても、この断崖絶壁はヤバイ。
この地層触ってみると柔らかいし、いつ崖崩れが起きてもおかしくないと思う。
小坪海岸トンネルで2度にわたって崖崩れが発生したし。。
大雨が降ったあとはここも危険そう。
念の為、断崖絶壁側は避けて海側を通って帰還する。
波があるとサーフポイントとして有名な大崎。
海底はこんな感じです。
岩場にタコが隠れていたりします。海底の色と同化しているのでじっくり見てあるかないと見逃します。
大昔の人も同じ景色をみていたんだと思うと感無量。
鎌倉はやっぱり凄い場所だ!