涼みたくて鳴沢氷穴へ
ふっと思い立ち山梨方面へ車を走らせる。
「青木ヶ原樹海」、ずいぶん前にテレビでは自殺の名所とか一度林に入ったら出てこれない、だとかコンパスが狂うとか色々言われていた場所。
確かめたくなって行ってきました。
青木ヶ原樹海は山梨県側の富士山の麓に広がる森林地帯。
google mapで上から見てみると森森森。
こりゃ迷ったら出で来れないわー。
だって全部景色が同じなんだもん。
別名「富士の樹海」と呼ばれ、風か吹いた森林が荒れ狂った海のように見えたから「樹」の「海」と呼ばれているみたい。
よーく見てみると青木ヶ原樹海に生えている木々ってコンクリートみたいな固い岩の上に生えている。
これって今から1000年以上前、富士山が噴火した時の溶岩の上のほんの少しの土の上に生えてる。
だから根っこは溶岩が邪魔して奥までいけず辺りを這うタコのように広がっている。
んー神秘的。
鳴沢氷穴内は0度。
どうやら年間を通して0度から3度らしい。
真夏でも最高3度くらいみたい。
長袖や薄手のダウンジャケットを着て入洞している人もいました。
真夏はいいですね。
暑い中ハイキングをして体を冷やしに洞窟内に入る。
避暑地です。
なんでこんなところに井戸が?
昭和30年から40年くらいまでは冷たい水が出る井戸として使われていたようです。
この辺りには水道がなく大変重宝されていたようでした。
あちらこちらにヒカリゴケ。
溶岩には栄養分がなく、水もスルスルと通り抜けてしまうため植物が育ちません。
コケは苔自体に保水力があるので洞窟内でもこんな感じで生えています。
限られた環境でしか棲息しないヒカリゴケ。
びっちり生えています。
洞窟のような暗い場所ではエメラルド色に光って神秘的です。
よくわからい層。
天井の高さが1mもない場所もあるので注意して洞窟内を進んでいきます。
富岳風穴の奥へ進むと、、洞窟内に蚕?!
昭和初期までは蚕の卵の貯蔵に使われていたそうです。
蚕って冬が過ぎて春が来ると孵化しますが養蚕業が盛んで生産量が足りなかったそうです。
そこでこの富岳風穴で冬と勘違いさせるために保管して孵化させたい時に外に出す。
この様にして年間を通して蚕を育てていたそうです。
西湖から精進湖までつながっているせの海とう大海もあった?!
ここ樹海はどうやら「せの海」という大きな湖だったらしい。
本栖湖、精進湖、西湖はひとつの湖で琵琶湖ほどの大きさ。
長尾山の噴火で辺り一帯が溶岩で埋め尽くされ青木ヶ原の樹海となったようだ。
凄すぎ、樹海。
洞窟内を歩いて出ると光が!
上を見上げると幻想的。
木々が生い茂り、ぽっかり空いた穴。
自然にできた洞窟。
しっかりしたお土産やさんもあります。
ダイナ荘びより?!
この地図を見るとわかりやすいですよね。
確かにこの3つの湖は1つの湖だったぽい。
河口湖もつながってたんじゃないの?